Jun 28, 2013

Windows 8.1 企業向け新機能

北米TechEdで企業ユーザ向けの新機能について発表があったようです。以下、セキュリティ箇所について抜粋・意訳します。誤訳があったら悪しからず。

・ソース 
    What's New For The Enterprise In Windows 8.1
    (Springboard Series Blog 2013/06/03)

・業務データの遠隔削除
 企業データをマーキング、暗号化し、従業員の雇用契約終了時に、ワイプできる。
 企業データとユーザデータとは分離識別可能。
 遠隔ワイプはEAS and/or OMA-DMプロトコル(*1)のコマンドでワイプします。

 この機能はクライアントとサーバの双方のアプリケーションが対応していなければならない。
 クライアントアプリケーションは、アクセス不可か、ワイプするかを決定する。

 (対応していない場合はどうなるのか疑問ですね)

  *1 ...
    ・EWS (Emergency Warning System)
    ・OMA-DM (Open Mobile Alliance-Device Management)
     

・生体認証改善
 全製品ラインアップでWindowsサインイン、リモートアクセス、UACなどの
 生体認証が可能になります。
 多種の指紋リーダーで指紋認証が可能になります。
 近年のリーダーはスワイプよりも、読み取り精度の良いタッチ式が増えていますが、
 さらに偽指での成りすましも防止します。
 Windows Store Appsへのアクセスは生体認証に基づいて行えるようになります。

 (私が見聞するのと、欧米の状況とは、やや開きがある印象です。
  指の大きな あちらの方々の指紋認証は容易? )

・デバイス暗号化
 Windows RT とWindows Phone 8の従来の暗号化が、全Windowsでも可能になります。
 ProとEnterpriseでは、さらにBitLockerで設定でき、管理機能もあります。
 一般向けには、MSアカウントでログオンすると自動的に暗号化されます。(*2)

  *2 ...
   アドミニストレータ権限でログオンすると暗号化。
   ドメインに参加していない(消費者向けの)デバイスでは
    (ディスク故障に備えて)修復鍵をSkyDriveに保存します。
    Windows 8.1: High-performance behaviour monitoring for Defender 
     (The H Security 2013/06/27)

 (BitLockerが全Windowsで可能になるのか
  企業用とコンシューマ用で差別化しているのか
  よく分かりません。
  詳しい方、教えてください。)

・Internet Explorer 11
  バイナリが実行される前に入力をスキャンして、マルウェア対策を可能にします。

・マルウェア対策
 MSの無料アンチウイルスであるWindows Defenderは、ネットワーク振舞い監査機能を持ち、
 既知・未知のマルウェアの実行を防ぎます。
 IEもバイナリー(例、ActiveX)をスキャンします。

・アクセス適用
 Windows 8.1 RT, Pro, Enterpriseでは、お子さんの学習環境や、
  ブティックでの顧客サービスに特化した環境を提供できる(という事だと思います)。

以上 (Win8.1、ちょっと使いたくなってきました)


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