Jun 18, 2013

六月のいろいろ

国家の“サイバー戦争”~情報流出の真相~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3360.html  (NHK 2013.06.06)

「攻撃発信元の6割は、お隣の国。
 日本の発電などインフラ企業で、想定訓練実施。
 同盟国の情報を日本が漏らさない事が、国際社会の信用につながる。」

NHKの淡々とした伝え方に好感の持てる番組でした。

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今 米で騒がれている、国家による監視。
大手キャリア、ベライゾン社ほかの 大規模な国家介入調査の関連記事を追ってみました。

アメリカ国家安全保障局、Verizonの全通話記録を秘密裡に収集(ガーディアン報道)
http://mcaf.ee/wj5r9 (techcrunch 2013.06.06)
『国家安全保障局(NSA)は、Verizon社の携帯電話ネットワーク全通話の利用情報を秘かに収集している。「...両通話者の電話番号、位置情報、通話時間、個別識別子、時刻等が引き渡されている」』だそうです。

「東西の大国は、こうした事を行っている」という話も、もはや都市伝説ではなくなった感があります。またマスコミが健全に機能している感じが気持ち良いですね。

『米国政府、国民のすべての電話とメールを傍受し保存?(前)』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/IDG/20130516/477323/?ST=cm-industries&P=1 (NikkepBP 2013.06.04)
ボストンマラソン爆弾テロ事件の、その後の捜査手法に関するお話。

元FBIのClemente氏は元同僚から「しゃべり過ぎないように」と圧力をかけられないのか、不思議ですね。

一連の記事は、内部告発がきっかけでした (今はSnowden氏が全面に取り上げられています)。
『米当局は世界で「数万件のハッキング実施」、スノーデン氏が香港紙に語る』
http://www.afpbb.com/article/politics/2950073/10897395

これで、盗聴システム「プリズム」の存在が明るみに。

『米国家安全保障局の「プリズム」の威力はどれほどか』
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324449604578538411983446272.html
「NSAと連邦捜査局(FBI)は、ネット企業の大手9社が運営するサーバーに
直接アクセスしている」

『Dissecting Tech’s PRISM Spying Denials』
http://newsusa.biz/dissecting-techs-prism-spying-denials/

「大手9社」とは「MocrpSoft, Yahoo, Google, Facebook, PalTalk,
 YouTube, Skype, AOL, Apple」 (2012現在)。

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『複合機のセキュリティに関する報道について』
http://www.ricoh.co.jp/info/130604.html (ricoh 2013.06.06)

「複合機は基本ソフトの脆弱性が放置され、格好のターゲット」と言われて久しいのですが、「適切なセキュリティ設定のもとでご使用いただければ過剰なご心配は不要です」」とは、どういう意味か気になりますね。

『セキュリティ機能の紹介』
http://www.ricoh.co.jp/about/security/products/mfp/function/ (ricoh)
ただ、ここに紹介されているセキュリティ機能は、存在していても、デフォルトでは活用されていないのではないかなぁ。

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『社内ソーシャルは組織を透明になんかしない』
http://www.munesora.com/entry/2013/06/06/223937 (コラボレーション・エンジニアの考える日々 2013/06/06)

IBMのコラボレーション製品スペシャリスト、大川さんの切れ味爽快な記事。

「内部変革が起こっている人々が務める企業は、社内ソーシャルを導入することによって、それこそ、イノベーションが起こるというところまでいくかもしれません。」

深く同感です。

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