Dec 10, 2025

アドオンのソースコードを見るには

Chromeの公開されている拡張機能(CRXファイル)のソースコードを見る方法はいくつかあります。

1. オンラインツールや専用の拡張機能を利用する方法(最も簡単)

最も手軽にソースコードを閲覧・ダウンロードできる方法です。拡張機能をインストールする必要がなく、WebストアのURLさえあれば利用できます。
1-1. 専用のChrome拡張機能を使う
**「Chrome extension source viewer」**のような、他の拡張機能のソースコードを閲覧するために作られた拡張機能を使用します。
  1. Chromeウェブストアで対象の拡張機能のページを開きます。
  2. 「Chrome extension source viewer」のアイコン(またはページ上の専用ボタン)をクリックすると、ソースコードがファイルツリー形式で表示されます。
    • このツールは多くの場合、コードの整形(Beautify)や検索機能も提供しています。
1-2. オンラインツールを使う
**「CRX Viewer」**のような、ブラウザベースのオンラインツールを利用します。
  1. 対象の拡張機能のChromeウェブストアのURLをコピーします。
  2. CRX Viewerのウェブサイトにアクセスし、URLを入力して実行すると、ソースコードが表示されます。
    • 通常、manifest.jsonやJavaScriptファイルなどを確認し、ZIPファイルとしてダウンロードすることも可能です。

2. インストール済みの拡張機能のローカルファイルを確認する方法

ご自身のChromeにすでにインストールされている拡張機能のソースコードは、PCのローカルフォルダに保存されています。
  1. 拡張機能の管理画面を開く: アドレスバーに chrome://extensions/ と入力してアクセスします。
  2. デベロッパーモードを有効にする: 画面右上の**「デベロッパー モード」のトグルスイッチをオン**にします。
  3. 拡張機能IDを確認する: ソースコードを見たい拡張機能を探し、そこに表示されているID(長くランダムな英数字の文字列)をメモします。
  4. ローカルフォルダに移動する: 以下のOSごとのパスにある「Extensions」フォルダを開きます。
    • WindowsC:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions
    • Mac/Users/【ユーザー名】/Library/Application Support/Google/Chrome/Default/Extensions
  5. ソースコードを確認する: フォルダ内で、手順3でメモした拡張機能IDと同じ名前のフォルダを探します。その中にあるバージョン名のフォルダ(例: 1.2.3_0)の中に、manifest.jsonやJavaScriptファイルなど、拡張機能のソースコード一式が入っています。

注意点

  • 拡張機能によっては、セキュリティ対策やファイルサイズ削減のためにJavaScriptファイルなどが**難読化(Minify)**されている場合があります。この場合、コードの意図を理解するのは難しくなります。
  • ソースコードを見る行為自体は問題ありませんが、そのコードを無断で再利用したり、改変して配布したりすることは、著作権や利用規約に反する可能性があるため注意が必要です。
どの拡張機能のソースコードを確認したいか決まっていますか?

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