Jan 25, 2012

M7級の地震発生確立が、この先4年で70%(東大地震研)、と言われている件


標記の件、対策箇所が参考になるので、抜粋しておきます。

「耐震補強をして,家具を留めれば,8割も被害を軽減できるのです」
「家屋が倒壊しなければ,火災も発生しにくくなります」
「ブロック塀が倒れなければ,消火活動もスムーズになります.被害はさらに軽減できるでしょう.M7程度の地震から被害を最小限にとどめることは,ひとりひとりの心がけで可能なのです.」
... http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201103_tohoku/shutoseis/

阪神淡路大震災の時、神戸に住んでいた私の近所で、怪我をされた方は、寝室の家具(食器等)が落ちてきた、という事だったと思います。

当時、自宅で、机に載せたTV (25inch, ブラウン管、一人では運べない重さ)が、20~30cm位、横(南北)に揺れていました。それからは、重いものは低い所に置くようにしました。

風呂桶に水を溜めていたのも幸いしました。飲み水はコンビニなどで直ぐ買えました。トイレットペーパー供給も問題なし。でも、上水道損傷で、トイレのタンクの水の供給が出来ない状態が何日も続きました。その間、風呂桶の水を、洗面器で運んで凌げました。

風呂桶の水溜めは、洗濯にも使えるし、、、決して物臭なわけじゃないんですよ、えぇえぇ。
 
「津波てんでんこ」も参考になります。「お年寄りを気にしなくて良いのか」という非難もあるようですが。
 
http://chitekizaisan.blog28.fc2.com/blog-entry-2582.html
『津波は地震発生後、いつ来るか分からない。教師の指示が遅れると、逃げ遅れることになる。釜石市内の小中学校は指示されなくても「とにかく早く、自分の判断でできるだけ高いところ」に逃げるよう指導してきた。』
 
http://www.seibukan-kobe.org/seibukantsushin/pdf/38.pdf
「家族の居場所を確認しあう行動こそが、返って危険であり『互いに、必ず避難している』と信じあうことが大切だ」
 
携帯/3Gネットワークは、災害時は特に弱いようです。災害でもないのに、今日 DoCoMoでトラブルがあったようですが、災害時は さらにネットワーク能力が足りなくなります。
一方、固定回線は、東日本震災の直後も経験範囲で比較的スムーズだったと思います。
光回線/DSL回線/(無料)Wi-Fi基地局などの行政主導のインフラ整備も必要かもしれません。

ただ いつ実現可能かも分からないし、普段から ご家族で災害を想定したIT使いこなしをやってみたり、それでも連絡とれなくなったらどうするか、話し合っておかれると、良いでしょう。
 
また、とにかく歩いて自宅を目指すより、「家族もきっと無事」と信じることも大切だと思います。
普段なら、すぐ歩いて帰れても、震災時は、その何倍もの時間が掛かります。その間、大きな余震があれば車が突っ込んで来るかもしれない中、普段よりいっそう暗く寒い夜道を、何時間も掛けて、さらにはトイレの心配もしながら、歩いて帰宅するより、会社に留まる方が安全かもしれません。
会社のビルが、耐震/免震設計だったり、毛布や非常食を備蓄している場合もあるでしょうし。
 
私も会社に留まって正解だったと思います。「寒いから外に出るのイヤ」とか そーゆう事じゃないんですよ、えぇえぇ。
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