Oct 20, 2026

10/20 サイバーセキュリティ、CVE-2025-61624, CVE-2026-102764他、+先週の振り返り

貴方の関心分野を考えると、今日はインターネット境界・リモートアクセス系を最優先で挙げます。

🔴 Fortinet:CVE-2025-61624

    • CISAが10/16に KEV(実悪用確認済み)へ追加。Fortinet複数製品のPath Traversal脆弱性です。 [cisa.gov]
    • 以前確認されていたFortiGate/RASの件とも製品系列が重なるため、今朝もっとも目を留めておく価値があります。
    • CISA公式 [cisa.gov]

🔴 BeyondTrust Remote Support:CVE-2026-102764

    • 同じく10/16にCISA KEVへ追加。Authentication Bypass by Spoofingで、実悪用の証拠に基づく追加です。 [cisa.gov]
    • CISA公式 [cisa.gov]

🟠 境界機器のKEV追加が相次ぐ

    • この1週間にはIvanti Connect Secure CVE-2026-104935もKEV入りしており、CISAは未認証リモート攻撃者による任意コマンド実行が可能としています。10/13追加、対処期限10/16と記載されています。 [cisa.gov]
    • CISA KEV Catalog [cisa.gov]

範囲を貴方の関心分野」に限定せず、10月13~16日に新規KEV入りしたもの+一般企業で広く使われそうな製品まで広げて確認しました。
結論として、「該当なし」ではありません。追加で3点とも挙げる価値があります。
特に1と2は、先ほどの3件と比べても無視できません。

追加① Microsoft Windows:CVE-2026-96951

重要度:高。先ほどの3件と同列に近い扱いを推奨
  • 10月13日にCISA KEV入りした Microsoft Windows の脆弱性です。つまり単なる脆弱性公表ではなく、実環境での悪用が確認された側です。直近1週間のKEV一覧にも掲載されています。 [senserva.com]
  • VPN製品ほど「Internet Gatewayを直接奪われる」という種類ではありませんが、Windowsの普及度を考えると、IT部門だけでなく一般ユーザー端末まで資産範囲が非常に広くなり得ます。
  • したがって企業ITの観点では「Windows Update/パッチ配布が通常運用で確実に反映されていること」を確認する対象だと考えます。後半は私のリスク判断です。

追加② Palo Alto Networks PAN-OS:CVE-2026-0322

重要度:高。Fortinet/Ivantiとかなり近いカテゴリー
  • CISAが10月14日にKEVへ追加した PAN-OS Code Injection 脆弱性です。CISAは実際の悪用証拠に基づき追加したと明記しています。 [cisa.gov]
  • 話題になっているFortiGateと同じく、Palo Altoはネットワーク境界で使われ得る製品なので、**「自社にPalo Alto製品はないか」「Internet-facingなPAN-OS機器はないか」**という資産確認対象には十分値します。これは製品カテゴリーを踏まえた私の優先度判断です。
  • したがって、先ほどのFortinet / Ivanti / BeyondTrustに加えて、Palo Alto Networksまでは「境界系KEV」として同じ箱でウォッチするのがよいと思います。

追加③ Cisco Secure Email Gateway:CVE-2026-76519

重要度:中~高。ただし利用していなければ当然対象外
  • 同じ10月14日の新規KEV。Cisco Secure Email GatewayのRelative Path Traversalです。これもCISAが実悪用の証拠に基づいて追加しています。 [cisa.gov]
  • メールゲートウェイはInternet-facingになりやすい種類の設備なので、企業ネットワーク運用側としては製品有無を確認する価値があります。後半は私のリスク判断です。
  • なおJPCERT/CCの10月15日Weekly ReportでもCisco製品の脆弱性が主要項目に含まれています。 [jpcert.or.jp]

私なら今回の6件をこう整理します

最優先群

  1. Fortinet CVE-2025-61624
  2. BeyondTrust Remote Support CVE-2026-102764
  3. Ivanti Connect Secure CVE-2026-104935
  4. Palo Alto PAN-OS CVE-2026-0322
  5. Windows CVE-2026-96951

該当製品があれば優先 

    6. Cisco Secure Email Gateway CVE-2026-76519
この順位はCISAによる公式ランキングではなく、**「実悪用済みか」「企業内で遭遇しやすいか」「Internet-facingになりやすいか」**を重視した私の実務上の整理です。CISA自身もKEVを脆弱性管理の優先順位付けに使うよう推奨しています。 [cisa.gov]
なお、AhsayCBS CVE-2026-105133 / 105134も10月14日にKEV入りしており、後者はコマンドインジェクションです。 ただ、今回の「一般企業のIT部門・エンドユーザーが気にすべき3点」という条件なら、Windows/PAN-OS/Cisco SEGを先に挙げます。 [cisa.gov]
なお、

10/19にIPAが更新したICS情報では

CISAのネットワーク分析ツール Malcolm に複数脆弱性(最高CVSS 8.1)、Eclipse Miloに複数脆弱性(最高8.2)、EseeCloudに最高9.8の脆弱性が掲載されています。ただしMalcolmについては攻撃コード未確認、EseeCloudについても攻撃コード未確認とされているため、上記KEV群より優先度を上げる根拠はありません。

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